▲写真のスタディモデル「コンセプトIAA」をはじめ、メルセデス・ベンツのブースはなんとも華やか。パビリオン化したアウディブースなど、ドイツメーカーは車だけではないエンターテイメントを提供していた ▲写真のスタディモデル「コンセプトIAA」をはじめ、メルセデス・ベンツのブースはなんとも華やか。パビリオン化したアウディブースなど、ドイツメーカーは車だけではないエンターテイメントを提供していた

最新技術満載!トレンドセッターはやっぱりドイツ車

欧州三大自動車ショーのひとつであり、2年に一度開催される世界最大規模の自動車ショーである、フランクフルトモーターショー。今年は現地時間で9月15日に開幕し、27日まで行われる。地元ドイツ勢は、圧倒的な存在感を見せつけた。“エゴ”と“エコ”とのバランスも秀逸で、世界の自動車産業の趨勢が表現されているようだった。今回はそんなドイツ勢の中でも注目すべきワールドプレミアモデルを紹介する。

▲メルセデス・ベンツは、Sクラスクーペをオープン化させた4シーターラグジュアリーオープン、Sクラス カブリオレをワールドプレミアした。0.29というCd値と、多層構造のソフトトップにより「世界で最も静かなコンバーチブル」とメーカーではうたっている。Sクラスのカブリオレは44年ぶりになるという ▲メルセデス・ベンツは、Sクラスクーペをオープン化させた4シーターラグジュアリーオープン、Sクラス カブリオレをワールドプレミアした。0.29というCd値と、多層構造のソフトトップにより「世界で最も静かなコンバーチブル」とメーカーではうたっている。Sクラスのカブリオレは44年ぶりになるという
▲メルセデス・ベンツからはさらにもう1台、Cクラスクーペが初公開された。4ドアセダン、ステーションワゴンに続く、新型Cクラスとなる。サイズ感こそ異なるが、フラッグシップにあたるSクラスクーペのイメージを上手に踏襲している。昨今のメルセデスデザインはお見事! ▲メルセデス・ベンツからはさらにもう1台、Cクラスクーペが初公開された。4ドアセダン、ステーションワゴンに続く、新型Cクラスとなる。サイズ感こそ異なるが、フラッグシップにあたるSクラスクーペのイメージを上手に踏襲している。昨今のメルセデスデザインはお見事!
▲日本でもそろそろ登場すると予想される新型スマートだが、フランクフルトではすでにそのオープン版である、フォーツーカブリオが世界初公開された。従来型同様のクローズド、キャンバストップ、ルーフレールを取り除いたフルオープンの3形態が楽しめる ▲日本でもそろそろ登場すると予想される新型スマートだが、フランクフルトではすでにそのオープン版である、フォーツーカブリオが世界初公開された。従来型同様のクローズド、キャンバストップ、ルーフレールを取り除いたフルオープンの3形態が楽しめる
▲惜しくも日本市場から撤退してしまったオペルだが、地元ドイツでは健在。主力のアストラがフルモデルチェンジされて初お披露目された。先代比で最大200kg軽量化されたボディや、クラス初採用となるLEDマトリックスライトなどが特徴。ワゴンモデルも展示された ▲惜しくも日本市場から撤退してしまったオペルだが、地元ドイツでは健在。主力のアストラがフルモデルチェンジされて初お披露目された。先代比で最大200kg軽量化されたボディや、クラス初採用となるLEDマトリックスライトなどが特徴。ワゴンモデルも展示された
▲もはやパビリオンとかしたアウディブースでスポットを浴びていたのは、ワールドプレミアされた新型A4。最大120kgも軽量化された車両重量や、TTでも採用されたメーターパネルが丸ごとディスプレイとなるアウディバーチャルコクピットなど、最新の快適装備や運転支援システムが採用されている ▲もはやパビリオンとかしたアウディブースでスポットを浴びていたのは、ワールドプレミアされた新型A4。最大120kgも軽量化された車両重量や、TTでも採用されたメーターパネルが丸ごとディスプレイとなるアウディバーチャルコクピットなど、最新の快適装備や運転支援システムが採用されている
▲アウディからはもう1台。スタディモデルとなる「e-tron quattro concept」が世界初公開された。モーター駆動による4WDを採用したSUVのコンセプトで、最新のバッテリー技術とトップクラスのエアロダイナミクスにより、500km以上の航続距離を実現するという ▲アウディからはもう1台。スタディモデルとなる「e-tron quattro concept」が世界初公開された。モーター駆動による4WDを採用したSUVのコンセプトで、最新のバッテリー技術とトップクラスのエアロダイナミクスにより、500km以上の航続距離を実現するという
▲BMWはフラッグシップモデル、7シリーズをフルモデルチェンジして初公開。新型ではBMW iの技術を応用したカーボンファイバー構造を採用。先代比で130kg軽量化されているという。またキドニーグリルがさらに大型化され、目を奪われた ▲BMWはフラッグシップモデル、7シリーズをフルモデルチェンジして初公開。新型ではBMW iの技術を応用したカーボンファイバー構造を採用。先代比で130kg軽量化されているという。またキドニーグリルがさらに大型化され、目を奪われた
▲MINIは新型クラブマンを初公開。4ドア(リアも含めれば6ドア)となって利便性が大幅に向上している。3サイズはひと回り大型化され、全長は現行型比で+273mmの4253mmとなった。荷室容量は通常時で360L、リアシートを倒せば最大で1250Lが確保されている ▲MINIは新型クラブマンを初公開。4ドア(リアも含めれば6ドア)となって利便性が大幅に向上している。3サイズはひと回り大型化され、全長は現行型比で+273mmの4253mmとなった。荷室容量は通常時で360L、リアシートを倒せば最大で1250Lが確保されている
▲ポルシェでは新型911カレラ(2016年モデル)がワールドプレミアされた。エンジンは、3Lの水平対向6気筒ツインターボを搭載する。カレラSの場合、最高出力420ps/最大トルク500N・mを発生。燃費性能も向上しているという。「今後のポルシェターボはどうなるの?」と、そんな疑問符が頭に浮かんだ ▲ポルシェでは新型911カレラ(2016年モデル)がワールドプレミアされた。エンジンは、3Lの水平対向6気筒ツインターボを搭載する。カレラSの場合、最高出力420ps/最大トルク500N・mを発生。燃費性能も向上しているという。「今後のポルシェターボはどうなるの?」と、そんな疑問符が頭に浮かんだ
▲ポルシェは超弩級のEV「ミッションE」も発表。ルマン24時間レースで優勝した919ハイブリッドとほぼ同じモーターを前後に1基ずつ採用した4WDモデルで、最高出力は600馬力以上だという。1-100km/h加速は3.5秒以下という俊足ながら、1回の充電で500km以上の巡航が可能だ ▲ポルシェは超弩級のEV「ミッションE」も発表。ルマン24時間レースで優勝した919ハイブリッドとほぼ同じモーターを前後に1基ずつ採用した4WDモデルで、最高出力は600馬力以上だという。1-100km/h加速は3.5秒以下という俊足ながら、1回の充電で500km以上の巡航が可能だ
▲フォルクスワーゲンでは主力SUVのティグアンがフルモデルチェンジされ、世界初公開された。同社のモジュラーコンセプトMQBを採用し、50kg以上軽量化されている。また、会場ではノーマルモデルに加え、スポーティなRラインやプラグインハイブリッドのコンセプト「ティグアン GTE」が展示されていた ▲フォルクスワーゲンでは主力SUVのティグアンがフルモデルチェンジされ、世界初公開された。同社のモジュラーコンセプトMQBを採用し、50kg以上軽量化されている。また、会場ではノーマルモデルに加え、スポーティなRラインやプラグインハイブリッドのコンセプト「ティグアン GTE」が展示されていた
text&photo/マガジンX編集部