900 | サーブを長年支え続けた主流モデル
78年のデビューから15年の時を経て、フルモデルチェンジされたのは93年。当時のサーブは、すでにGMによる資本参加を受けており、基本となるコンポーネンツは同じGMグループのオペル・ベクトラやアストラのものを流用している。旧モデル同様に、空力に優れたスタイルはさらなる進化を遂げ、空気抵抗はわずか0.3にまで抑えられた。インテリアには、スピードメーター以外の計器をスイッチオフにすることができる“ブラックパネル”と呼ばれるナイトドライブ用のディスプレイが搭載された。エンジンは2Lと2Lターボ、2.3L直4のほかに、GM製の2.5L V6エンジンがラインナップされている。(1993.10)